みなさん、「スマホの王子様」です。
iPhoneの不具合や故障かなと感じたり思ったりしたとき、原因を改善できる方法として対策とチェックポイントをお伝えいたします。
スマホの不具合や故障に陥ってしまった場合、誰かがサポートしてくれて解決できるときはいいのですが、サポートがなくて対処できないと一番困ってしまうのはユーザー自身です。不具合や故障かな?と思われるときに対処できる知識や経験を持っていると自分自身が大変助かります。
iPhoneが不具合や故障かなと感じたり思ったりしたとき、原因を突きとめ改善するためにどこをチェックすればいいのか、そのポイントなどをお伝えいたします。
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iPhoneの不具合や故障原因と対策方法

画像出典元:Apple
故障かな?と感じたときに、不具合や故障の原因を改善させるためにおこなう対策やチェックポイントをお伝えします。

ユーザーさまが申告している数多くある不具合で、主な原因の上位である症状は以下の内容です。
- アプリが起動しない
- フリーズが頻繁に起きる
- 電池の減りが非常に早くなった
- 通信ができない
- 画面表示ができなくなった
- アップルマークがずっと表示したまま
- Face IDが認識されない
故障原因の上位であるこれらの症状に対してどのように対策すればよいかをご覧ください。
アプリが起動しない
故障症状としてよくある「アプリが起動しない」ということに対してどのようにすればいいのでしょうか。

- アプリのアップデート更新をしていないで、最新iOSとのバランスがとれず、アプリが立ち上がらない、立ち上がってもすぐに終了するという動作を起こしていることがあります。
iPhone含むスマホやタブレットは、システム(iOS)とアプリケーション(アプリ)で動いています。端末利用が長期に利用している間、iPhoneのiOSがアップデートで更新するように改善通知を知らせます。もちろんiOSアップデートを進めていき最新iOSシステムの状態にしていくことが必要です。
- iOSの最新バージョンアップ更新後は、アプリのアップデート更新も完了しておきましょう。
iPhoneの現行型番より以前の機種を利用中の場合、iOSの最新バージョンをインストールすると、アプリ自体のバランスが変化する場合があります。 - アプリのアップデート更新ができていないのであれば、App Storeからアプリの更新を実施しましょう。
【チェックポイント】
- アプリ自体を完全に終了していない状態でタスク(アプリを開いてバックグラウンド)として残っている場合があります。
画面をスワイプするだけでホームへ戻る、ホームボタン押下のみでホームへ戻るという動作だけだと、アプリがバックグランド(裏で働いている)状態となっていて完全に終了していません!複数もアプリが起動していると正常動作できなくなる確率が高くなります。
以下にてアプリを完全終了できるようにマルチタスクを削除する手順をお伝えします。
【iPhone11・Pro・Pro Max・XS・XR・Xの操作】
- 画面下部から上へスワイプして止める。
- 直近で使用したアプリケーションが1つずつ表示されます。
- 表示された画面を上へはらうとアプリケーション終了します。
すべての画面を上へはらうとアプリは完全終了となります。
フリーズが頻繁に起きる

フリーズの原因の多くは、
- 本体データ(内部ストレージ)の低下
- 複数のアプリが起動状態が続いている
- アプリの容量が多い
などが主な原因です。
- 本体データの保存領域である内部ストレージの容量を減らすことが必要です。
- インストールしているアプリで不要であれば維持せず削除することをおすすめします。どうしても必要であるアプリならば、画像や動画など不要なデータを削除して内部ストレージの容量を減らしましょう。この作業は時間がかかりますが、今までのデータ蓄積を改善するための作業ですので地道に取りかかりましょう。
【チェックポイント】
- 最初に述べた「アプリの起動ができない」と同様、アプリを完全に終了していない状態でタスク(アプリを開いてバックグラウンド)として残っている場合があります。アプリを完全終了できるマルチタスクを削除する手順を上記でお伝えしております。チェックして操作して見てください。
- 完了したら、電源のON/OFFをしてみましょう。
電源のON/OFFをしたことがない!というユーザーさま、意外にこれだけで症状が回復する場合があります。お伝えした対策とチェックポイントを併用してみましょう。
以下にて電源のON/OFFをしてフリーズが回復させるために手順をお伝えいたします。
【iPhone11・Pro・Pro Max・XS・XR・Xの操作】
- 「電源ボタン(サイドボタン)」と「音量キー下ボタン」を同時長押し
- 画面表示「スライドで電源オフ」を右へ動かす。画面に何も表示されなくなるまで待つ
- 少し間をあけて(約30秒くらい)再度「電源ボタン(サイドボタン)」を長押し。Appleマークが表示されたら指を離してください。
【iPhone11・Pro・Pro Max・XS・XR・Xの操作】
- 「音量キー上ボタン」1回押す。
- 「音量キー下ボタン」1回押す。
- 「電源ボタン(サイドボタン)」を長押し続ける。
Appleマークが表示されたら指を離してください。
電池の減りが非常に早くなった

- 画面表示の明るさが通常以上に明るくなっていませんか?
- メールやアプリのプッシュ通知の設定で、画面表示が操作していなくても明るくなっていませんか?
- Wi-FiやBluetooth・GPSが常時ONになっていませんか?
- 複数のアプリが起動したままになっていませんか?
- 画面表示の明るさが必要以上に明るくなっているユーザーさま非常に多いです。周囲に合わせた明暗で設定しましょう。True ToneをONにすることで環境光の状況に応じて自動調整してくれます。
- メールやアプリのプッシュ通知は、メッセージが来るたびに画面が反応し明るくなります。あとからチェックでよければ通知OFFを設定すれば明るくならずに済みます。
- Wi-FiやBluetooth・GPSが常時ONになっていると、サーチ機能が作動している状態が続きます。画面を操作していなくても働いていいます。使用しないのであれば個別にON/OFF設定をおすすめします。
- 複数のアプリが起動していると電池の消費が続いています。マルチタスクでアプリの終了をマメに実行しましょう。
【チェックポイント】
- 上記以外にも、本体データの保存領域である内部ストレージの容量を減らすことも必要です。
インストールしているアプリで不要であれば現状維持せず、削除することをおすすめします。画像や動画なども蓄積した数多くの不要なデータとしてため込んでいる場合、画像や動画は削除して内部ストレージの容量を減らしましょう。
この作業は時間がかかりますが、今までの蓄積データの整理と電池持ち改善のための作業です。地道に取りかかりましょう。意外にデータの維持にかなり電池を消費しているということを理解しておきましょう!
通信ができない

- ご利用の端末に挿入しているSIMカードが、対応キャリア以外のSIMをセットしていませんか?
- 通信契約キャリア以外の接続設定になっていませんか?
- 「圏外」や「検索中」の表示になっていませんか?
- Wi-Fi通信のパスワード設定ができていますか?
- 最近他社SIMを入れて使っているユーザー多くいらっしゃいます。ご利用のiPhone端末に対応したSIMをセットしましょう。
- データ通信は契約キャリア専用の接続設定が必要です。各キャリアの通信設定を実施しましょう。
- 「圏外」や「検索中」の表示が続き場合は、iPhoneを再起動、SIMの入れ直し、治らない場合は、通信事業者の販売店に依頼したり自前で準備できるSIMで認識テストをしてみましょう。SIMの不具合であればSIM交換が必要になりますので通信キャリアへ相談をしましょう。
- 初めて使うWi-Fi接続や自宅で準備しているWi-Fi接続でも、接続がうまくできないときは、パスワードを再入力して設定したり、自宅のWi-Fiの電源コンセントをON/OFFし直すと回復することがあります。
【チェックポイント】
- 回復が見込めない場合は、以下の操作でWi-Fi接続のリセット・消去をして再設定してみましょう。モバイルデータ通信の設定・インターネット共有(テザリング)の設定・VPNの設定など通信の設定リセット・消去ができます。
- 「設定」タップ
- 「一般」タップ
- 「リセット」タップ
- 「ネットワーク設定をリセット」タップ
- 確認画面が表示される赤文字の「ネットワーク設定をリセット」タップ。再起動後に設定をやり直してください。
画面表示ができなくなった

- ご利用の端末を落下させて地面や床に落としてしまい、外的ショックを与えたりしていませんか?
- 長時間にわたり画面表示(バックライト付いたままロック画面表示など)持続させたりしていませんでしたか?
- サイドボタンを押して画面のON/OFF切替できますが、意図的に連続して押したりしていませんか?
- 急に画面が暗くなりスリープボタンを押しも明るくならない・表示しない場合は、一時的なフリーズの可能性を確認するために操作はせず、画面表示回復を待ってみましょう。
- 電話が可能であれば相手から一時的に自分のiPhoneに電話をしてもらい、着信音やバイブレーターが作動するか試してみましょう。
【チェックポイント】
変化がない場合は、以下の操作を行なって改善につながるかチェックしていきましょう。
- SIMカード抜き差しで回復できるか試してみましょう。
- 回復が見込めない場合は、電源再起動をしてみましょう。操作が反応すれば進めましょう。
- 回復しない場合は、通常の電源ON/OFFができないので、強制リセットによる再起動を実行してみましょう。
- 以下の操作でも回復が見えないときは、端末自体の画面表示不良による故障の可能性が高いです。Appleサポートへ直接お問い合わせして故障相談をお願いします。
アップルマークがずっと表示したまま

- ご利用の端末で以前からフリーズや急に電源が落ちることがありませんでしたか?
- アプリや画像データなどストレージ容量が限界に近い(余裕がない状態)で利用していたりしていませんか?
- 充電がわずかしかない、ほとんどない状態でiOSアップデートや更新を行ったりしていませんか?
- 予兆もなく急に前ブレなしで起きるので定期的にデータバックアップを必ずしておきましょう。(iCloudバックアップ・iTunesバックアップ)
- 以前からフリーズや急に電源が落ちることがあるなら、iOSアップデートは止めてください。
- ストレージを多く使用している状態で操作することは、いつでも中身が限界に達します。不要データ(写真や動画など)の削除・未使用アプリの削除でストレージ容量をすぐに容量スペースを空けてストレージデータ量を軽くしましょう。
- 充電が不足している状態でiOSアップデートやアプリの更新は止めてください!充電には余裕をもって実行してください。
【チェックポイント】
このような状況の場合は作業をやめましょう!
端末が現行よりかなり以前の機種でiOSバージョンをしようとしたり、上記原因や対策でもお伝えした負荷のかかっている状態での更新やアップデートをすると、iOSのシステムが働いてくれず「アップルマーク」が表示されたままフリーズもしくはリンゴループ(アップルマークが表示を繰り返す)が発生します!
Face IDが認識されない

パスコード入力はできますが、Face IDが認識されないとこの不具合はセキュリティなので解決できないとそもそも困ります!
- ご利用の端末でインカメラやセンサーの反応はできませんか?
- Face IDの設定で顔の読み込みはできましたか?
- センサー部やインカメラに外的要因でショックを与えたりしませんでしたか?
- Face IDの認識ができない場合は、設定をリセットしてみましょう。
- 再度Face IDを設定しても改善しない場合は、iTunesやiCloudで事前バックアップなどを備えて「すべてのコンテンツと設定を消去」(初期化)を実施してみましょう。
【チェックポイント】
初期化しても改善しない場合は、センサー部かカメラ部の故障可能性があります。Appleサポートへ相談しましょう。
まとめ
不具合や故障が起きたときに対処できるチェックポイントや知識など、iPhoneで対処する方法を対策とチェックポイントでお伝えしましたがご理解いただけましたでしょうか。
不具合や故障になったとき、その原因になっていることを知識として知ること、知識として知ったことを活かせるように対策とチェックポイントで改善してみる、改善できなかったらAppleサポートへ相談するフローが確立できれば、ユーザー自身で対処ができて故障への不安が少しでも安心に変わってくれるだろうと「スマホ王子」から皆さんへお伝えしたいことです。
この記事が皆さまのお役に立てると幸いです(^^♪
前回書いた記事もぜひ参考にご覧ください。
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知識や経験などがあれば、こうしてみよう、あれしてみようと動けるのですが、急に症状が起きてしまったときは当然誰でも焦ってしまうものです。そういう時こそ落ち着いて対処できる知識と経験を持っておくことで、これが故障であると明確に理解できれば、次に相談するAppleテクニカルサポートへ困っている症状をハッキリとお伝えできるようになります。